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2006年3月 5日 (日)

電気用品安全法と日本シンセサイザー・プログラマー協会

すでにかなり話題になっていますが、日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)が、「電気用品安全法に関する活動方針」を発表し波乱を呼んでいます。

簡単に言えば、「電気用品安全法の改正を求めたり本施行に反対するのではなく、音楽関連の適用除外を求めていく」というものです。

これを「裏切りだ」と言い、「署名を撤回する」とまで言う人が少なくありません。

しかし、少し待って欲しいのです。署名を撤回することでなにがどうなるのでしょうか?

JSPAは音楽家集団であり、第一に音楽活動の弊害となることを問題するのは至極当然のことでしょう。活動方針は、これを改めて示したにすぎません。JSPAが電気用品全ての運命を憂えて運動の旗手となる方が不自然ですし、見方を変えれば無責任なのです。
(ただし、「最初から言えよ!」という気持ちは当然僕にもあります。)

提出されるはずだった署名件数が撤回によって減少したとしたら、それは当然、厳然たる「数の減少」となります。

数とは力です。

JSPAはその活動方針に於いて、電気用品安全法に賛同したり、本施行を推進したりということは一切述べていません。当然、そのベクトルは「反対」であり、その点はなにも変わっていないのです。
今、誰もが電気用品安全法への「反対」を訴えることの出来る手段の一つであるという事実は変わりません。

この署名を撤回しても、署名の効力の減少(電気用品安全法が経済産業省解釈のまま本施行を迎える可能性が高まるという事)と、ちっぽけな自己満足以外に得るものはありません。

無論、JSPAには明確な非があります。活動趣旨の表明が遅れたことについて、説明を求めるのは当然の権利だと思います。
しかし、反対という立場には変わりありません。ある程度の力を持った味方という存在は、この問題では非常に大切であるはずです。

今、感情にまかせて署名を撤回することは、JSPAにとってだけでなく電気用品安全法に疑問を持ち反対する全ての人にとってのマイナスであり、経済産業省にとってのプラスでしかありません。どうかいっとき、考えを巡らせて下さい。
一瞬の自己満足、自分にとっての正義感を満たすということを否定はしませんが、しかし「電気用品安全法反対」というベクトルの中では、それを抑えて欲しいと切に思います。

JSPAによる署名運動は、本日3/5の23:59:59を以て終了となります。
残された時間は少ないですが、一人でも多くの方にご協力をお願いします。

電気用品安全法(PSE法)に対する署名

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コメント

おっと、今日まででしたか。
遅ればせながら、署名してきました。

国会議員が知らないうちに、こんな法律を紛れ込ませる事ができるんですねぇ。ビックリします。
ホリエモンメールよりこういう事の方が問題ですよ。

投稿: AckyLacky | 2006年3月 5日 (日) 21時47分

結局、目標数には達せずに終わったようですね。

今回はやや勇み足で始まった署名という側面が強く、最初に方針を示せなかった事、法改正は求めないという事に落ち着いたことが、協力者の間にも反感と混乱を呼ぶことになってしまいました。
ミュージシャンの弱さというか政治力の無さが出てしまったような感じですかねえ(^^;

ホリエモンメールの件はもはやどうでもいいので、こちらの方をもっと活発に議論して欲しいですね。
すでに経済産業省の嘘はあらゆる方面から暴かれつつありますし・・・ただ一つ気になっているのは、自民党の方針です。
東京自民党のBBSでPSEマーク関連の投稿がごっそり削除されたり、自分も感じましたが電話対応でも「マークを取って販売して下さい」「安全性のために、予定通り4/1から本施行です」といった感じなんです。

今の経済産業省解釈が自民党の党方針でもあった場合、改正や猶予期間の延長、といった対応をすぐにとる可能性は相当低くなってしまいそうです。

投稿: がっでむ | 2006年3月 6日 (月) 22時57分

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2/2の日記でも取り上げた電気用品安全法ですが、2006年3月5日(日)の「しんぶん赤旗」で『中古家電販売規制/法も行政も想定外だった/経産省 5年後 突然“対象”と』と、法の決められた2000年の段階では今のような一律の中古規制は法案にはなかった事が伝えられていました。...... [続きを読む]

受信: 2006年3月 8日 (水) 05時36分

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