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2006年4月 5日 (水)

PS2「イースV」その7

イースVもいよいよ終盤の気配が唐突に漂ってきました。どうも今回はシナリオがダメだなあ・・・・

なんと言いますか、ストーリーとシナリオって別のものなんですけど、ストーリーをちゃんと見せる脚本が書けていない、という感じがします。前にも書いたんですが、どうにも台詞の一つ一つが説明的になっているのに加えてストーリーを展開させるのにも台詞に頼りすぎている感じ。結果、一つ一つのイベントが唐突で薄いものに感じられている気がします。
例えば審判の儀であったり、聖誕祭であったり・・・・
唐突というのは、この場合は名前だけが一人歩きし、実態が見えない、感じられないということ。
にも関わらず、ゲーム中のキャラは「あなたも知っているだろうけど・・・」なんて言ってくるわけで、プレイヤーとしてはやや置いて行かれた感じを抱いています。

「薄い」というのは、物語の進行やその背景、キャラクターの心情などをプレイヤーに「感じさせる」「考えさせる」ための演出が下手で、物語の表面、うわっつら、もっとはっきり言うとキャラクターの台詞だけでストーリーを進めてしまっている、言葉として説明することに終始している、ということです。
僕は大抵の国産RPGはこの程度のレベルだと思っているのですが、いわばライトノベルのさらによろしくない部類のもの、という印象。まあライトノベルってここ10年くらい読んでないので今はどうなのかわかりませんが・・・・・ああ、イースのノベライズは読んでいたかなあ。
大場惑の。僕の知る限りでは最低のライトノベルですが。(ちなみにVIの本は買っても読まずに手放してしまいました。)

よけいなところでこうして敵を作りつつ(笑)プレイ記録を書いていても、IVに比べればどうにも乗り切れない感じがしてしまい、残念です・・
(もしもこれがイースでなかったら、確実に「その3」までは書いてませんねw)

○スタンを守れ
いきなりですが、コントローラを放り投げそうになりました(笑)
もしも、これを読んでいる方でまだケフィン西翼へ行っていない方は・・・回復アイテムをめいっぱい買い込んでから行きましょう。

スタンを護衛しながら来た道を戻るわけですが、僕は回復アイテム不足で死ぬほど苦労しました。特に弓兵がやっかいですね。複数の敵から飛び道具で狙われるとかなりの確率でスタンがやられ、ゲームオーバーになってしまいます。
出来るだけ一体ずつ相手をするようにし、さらに盾をつかって飛び道具を止めながら戦いましょう。
また、マップの端を歩くようにすると、モンスターに見つからずに(狙われずに)進みやすくなります。
マッピングしててほんとに良かった~、と思いました(^^;

やっと西翼から地下通路への階段にたどり着いたのですが、しかしまだ終わりではなかったのです・・・・

○白昼のアビス
スタン護衛は地下通路に行ってもまだ続きます・・・・。
回復アイテム無し、スタンの命はあと一撃、という状態なので必死です。それでも、西翼から10回はゲームオーバーになりましたが。

とにかく気合いを入れて進み、「秘密施設」まで戻ればイベントシーンになりました。
前回書き忘れた気がしますが、地下通路の途中に「秘密施設」という狭いマップがあるのです。SFC版にも「秘密の施設」というのがありましたが、さながら工場のようだったSFC版とは大きく異なるグロテスクなマップになっています。

そしてここで、三人の幹部の一人・アビスが登場!
自らを「白昼のバルク」と名乗り、アドルを殺そうとするのですが・・・・・

うーん、書いちゃっていいのかな。バレを気にする方はこんなの読まないから、いいかな?
哀れバルクは、なんとイブール一家にやられてしまうのでした。合掌。

アドルより遅れてレジスタンスに接触したというアルガ、ディオス、ノティス。一家もまた、スタンを助けようと西翼へ向かっていたのです。
そして、テラの居場所を聞き出すべく、アビスを拷問(笑)するのですが・・・
今度もやはり、バルクと同じように溶けて消えてしまうアビス。彼はどうやら自害したようです。
「簡単に死にやがって」と一人ごちるディオス(もしかしたらノティスだったかも)ですが、テラの居場所は依然、つかめぬままでした。

○おぞましい真実
場面はオートでレジスタンスのアジトへ。
マーシャとの再会もつかの間、スタンは「大切な話がある」とアドルらを呼びます。
彼は3年前から、王の不老不死の秘密を調べていたのです。

10年に一度行われる、王の聖誕祭。
その直後に王は若さを取り戻している。
・・・・聖誕祭の直前には、悪人とされて姿を消す子供達が突然増えている。
そして地下道にある気味の悪い施設。

スタンがゆっくりと続けます。

王は、子供達の若い生命を吸い取って生きながらえているのではないか、と・・・・

錬金術も無から有を生み出すことは出来ない、とマーシャが補足します。
顔色を変えたのはアルガです。もしやテラはそのための犠牲にされようとしているのでは?
勢い飛び出してしまったイブール一家ですが、レジスタンスの計画では聖誕祭のまさに当日というタイミングで救出作戦が行われることになっていました。

それも叶わないなら、もちろんアドルが戦うしかありません。イブール一家を追い、彼らと協力してテラを、ニーナを救い出さねばなりません。

さて、ケフィン王の不老不死の秘密が明かされようとしています。
しかし、今回の冒頭で触れた脚本の欠陥、下手さがわかりやすく出てしまっていますね。
なにしろ、ケフィン王はまだ一度も登場していないキャラクターなのです。500年間生きている、そのおかげでケフィンは平和である、という台詞での説明があった程度のキャラクターであり、倒すべき悪としての存在感がどうにも希薄であることは否めません。
この状態で「子供の命を吸い取っている」というショッキングな事実を明かされても、プレイヤーとしてはいまいち気分が乗らないのではないでしょうか。

ちなみに、SFC版にはケフィン王自体が登場しませんが、原案ではPS2版と同じように、子供達の命を吸って生きながらえている存在として登場します。
しかしサントラCDで初公開されたストーリーボードを見るに、アドルはケフィン王に一度会っています。そこで「砂漠化する地上を救うこと」を拒まれてしまうのです。また、原案にはアドルがケフィンの市民として認められる(審判の儀を通過する)というイベントも用意されていました。

これらを省略したことが原因だ、というわけではありませんが、ケフィン王というキャラクターの存在を生かし、倒すべき悪としての存在感、プレイヤー(とアドル)が王に立ち向かおうとする意志を鼓舞するには、大切な演出が決定的に欠けてしまっているように思います。

ケフィンという都そのものについても同じです。一見理想郷に見えるケフィンが、実は錬金術による血塗られた犠牲の上に成り立っている(錬金術は無から有は生み出さない)。
このことを感じさせるには、美しさや平和をしっかり印象づけた上で、その裏側を見せなくては効果的な演出にはなり得ません。
しかしPS2版イースVでは、美しさ・平和さ、といった部分を簡単な台詞で流すのみで、プレイヤーに感じ取らせる工夫が足りないのです。(街のデザインや音楽が良くできているのは、こうした演出が出来ている部分の一つですね。)

「おぞましい真実」と段落にタイトルをつけてみましたが、その「おぞましさ」を感じさせるには、表の面であるケフィンの美しさや王の治世が如何に安定しているのか、ケフィンの人々がいかに豊かに暮らしているのか、こういった部分を印象づけることが必須だったのではないでしょうか。

また長くなってなんなんですが、さっき最低と書いた大場惑のノベライズ版では、このあたりの演出は結構気合いを入れていたように思います。
アドルが一ケフィン市民として、ケフィン市民の暮らしを身を以て体験するくだりがありまして、そこでいわゆる文明社会に近い生活スタイル(そしてうまく使えず困惑するアドル)が描かれているわけです。ゲームとしては難しい展開かも知れませんが、それなら一般人キャラの生活ぶりをなんらかの形で見せればいいわけで。
(そのためには比較対照として外界での人々の暮らしが描かれていないといけないのですが、「ゲームにおけるファンタジー」に対する先入観がカバーしてくれるでしょう。)

○ケフィン東翼の戦い
テラはケフィンの東翼に捕らわれている。レジスタンスの言葉に従って、アドルも城へ向かいます。やはり地下通路を通って行きます。

東翼ではイシオスの武具がそろい、ついでにイシオスのたわしも見つかりました(笑)
たわしは4Fから落とし穴で落ちた先にあります。

とにかくこのゲームの後半戦はマッピングが必須ですね。
確かに今時のゲームとしてどうかな、とは思うんですが、やってみると意外と楽しい作業ですよ~。

途中挿入されるイベントシーンではイブール一家が起こした爆発で兵士が気を取られている隙にアドルが探索を進めることになります。
リジェ、ニーナ、そして三人の幹部最後の一人、カリオンも登場。
「聖誕祭用の子供たちは、西翼へ移したのか?」とリジェ。

子供達をまるでモノのように扱っています。

○衝撃のカリオン
最上階となる4Fでついにニーナに再会。しかし、アドルの前にはカリオンが立ちふさがり、対決が始まります。BGMはいつもの(笑)

うーん、なんて言いますか、弱いです。台詞(声)も今ひとつ弱そうだったんですが戦闘でも弱く、最後の台詞も弱々しく・・・
「私たちは所詮作られたもの、決められた定めにはあらがえない」
「しかし、最後に私は『おまえともっと戦いたい』と思った、その願いは叶ったのだろうか」

こんな事を言って消えていきます。
ライターさんは、きっと必死に生きる人間の強さと、意志の伴わない使命に縛られるホムンクルスの悲哀(みたいなもの)を伝えたかったのでしょうけど、正直、実力が全然追いついてません。

カリオンを倒し、ニーナを救出。
イブール一家も合流しますが、テラはすでに西翼へ移された後でした。
「聖誕祭用の子供達は西翼へ」。
リジェの言葉が蘇ります。

再び飛び出していった一家ですが、アドルはニーナを護衛して戻っていかないとならないようです・・・・。

またかよ・・・・・・・orz

(今度は回復アイテムを山ほど持ってますが・・・・・・・)。

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コメント

マッピングしていない自分にとって、護衛イベントって正直苦痛でしたよw
出口までストレートに行ければ良いんですけど、とある関係ない道では、画面切り替わり直後にニーナが回避不可の攻撃をくらって死亡って事があったりしました orz
マッピングかぁ。自分クリアしてるしなぁ('A`)…

P.S.
『イシオスのたわし』GETおめでとです。
自分取ってないんですけど、連続コンボ回数をあげるって何か意味あるんですかねぇw

投稿: f_kamura | 2006年4月 5日 (水) 09時46分

回復アイテムが無かったりするとほとんどハマりと思われちゃうかも知れませんね。
地形に引っかかる(笑)事が多いのもマイナス要因かも知れません。

この辺はVIを参考にしてるんでしょうけど、もっと普通に見習うべき点があるような・・・技術的に追いつけないってことなんでしょうかね?(イースVIやフェルガナだって、ものすごく高度というわけではないと思うのですが・・・)

たわしシリーズは「ある」と信じていました(笑)

投稿: がっでむ | 2006年4月 5日 (水) 10時19分

初めて書き込ませていただきます。
イースIV日誌の頃からファンになってます。

で、PS2版Vの話。
ケフィン廃都以来、ダンジョンは
迷いやすいものばかりですね。
自分はマッピングしてても途中で混乱したので
左に手を付いて歩いてました(汗)

カリオンはSFC版での猛攻を期待してたんで
肩透かしでしたね。バルク萌え。

護衛イベントは回復できることに気付かなかったので
クイックセーブ&ロードの繰り返しでした('A`)

投稿: nanashi | 2006年4月 5日 (水) 14時10分

こんばんわ。その後、進行具合はどんな具合でしょうか?
私は西翼にてスタンを救出、脱出いたしました。
引率帰路…。障害物に引っ掛かって着いて来れていな
かったり、敵にフクロにされるわで、廃都のテラの時より
大変(苦笑)。『ナピシュテム』もそうでしたが、完全に
お荷物兼標的。(つД`)NPC(ノンプレイキャラ)とはいえ、
せめてPCE版IVみたく、自動で攻撃してくれればなぁ。

投稿: ピッカード好き | 2006年4月 5日 (水) 22時38分

>nanashiさん
はじめまして。
意外な反響に、書いた当人が驚いています。

IVの時もマップにセンスが無いな、と思ったのですが、Vはダンジョンの規模が大きくなった分、ストレスも大きくなってしまいましたね。
せめて見た目の変化がいろいろ有れば、少しは楽だったのですけど(^^;

カリオン、弱さ以上に攻撃の単純さが・・・手抜きされちゃったんでしょうか(w
SFC版より出番も減ってますし、あれじゃ死ぬ間際のやりとりも、心に何ら響いてこないです。

>ピッカード好きさん
こんばんは。
今日・明日は「遅番>朝番」というシフトなので、ゲームを楽しむ時間は無いのでした。残念(--;

ニーナやウイリーはともかく、ドギなんかは戦って欲しかったですね。
イベント上一緒に行動していても、ただ突っ立ってるだけで護衛イベント以下の存在でしたから。
ああいう時こそパーティを組んで戦いたかったです。

投稿: がっでむ | 2006年4月 5日 (水) 22時54分

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