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2009年10月 4日 (日)

イースSEVEN 感想 (2)

こないだの続きです。

イース7で強く感じた「イース5」ってお話し。

○イース5とはなんだったのか

えーと、イース5とイース7、このニ作品には面白い共通点があります。

・移植でも外注でもない、コンシューマ向けの新作ナンバリングタイトル
・アフロカ大陸が舞台
・アドルの装備により攻撃方法が変わる(SFCでは原案どまりですが)
・どちらも、イース1の説明書に載っている冒険

イース5ですが、そもそもの発表はイース4(PCエンジン版)にあわせて発売された「イース・スペシャルコレクション」というビデオでした。当時はVHSとLDでのリリースでしたねw
これの最後に「スクープ!イース5」というコーナーがありまして、原案のイラストやスクリプトの一部(タイトル「さまよえる砂の都」とか)を見ることができます。

これ、つまり、イース4と5の開発は並行して進んでいたってことですね(^^;

原案では、PCのイース1、2やPCエンジン版イース4のような家の中での一枚絵を思わせるマーシャの絵なんかもあり、どうもイース5は当初ハードウェアをSFCとは想定していなかったと思われるきらいがあります。
ただ言えることは、イース5には当時ファルコムは相当の力を割いていた・・・はず、ってことですね。

実際に発売されるまでの間も一波乱・二波乱あったようで、パッケージ裏にも用いられた人物集合イラストにはゲーム中に登場しないケフィン王、貴族の人(名前忘れた)と原案に登場しないストーカー、フォレスタが一緒に並んでいますし、当時の雑誌記事では魔法が50種類以上登場するという記述もあります。(実際は17種類)

個人的な予想ですが、イース5は当初PCエンジンを想定して開発していたものが、何らかの事情で急遽SFCに変更になり、かつストーリーを大幅に縮小したものだと思っています。原案の内容は、どうしてもSFCで実現しようとしていたように思えないのです。

そう仮定したとき、ここから見えてくるのは、「コンシューマで出す初めての完全オリジナル新作『イース』」が、最初からある程度の失敗を約束されていた状態で発売したのではないか・・・ということです。

これは、メーカーにとって非常に無念なことのように思います。
実際、イース5はシリーズ最低の売り上げだったそうですし、プレイしてみれば「これがほんとにファルコムのゲームなの?」と言いたくなるような、(言いたくないけど)いまいちの出来でした。

○再チャレンジとしてのイース7

イース7は、PSPというコンシューマで制作された新作ナンバリングタイトルです。イース新作がコンシューマに作られるのは、イース5以来14年ぶりのことでした。

ここで、ファルコムは今度こそ全力で「ファルコムの本気」をつぎ込み、過去最高の傑作を誕生させました。

武器によって攻撃方法が変わる、イース5の原案にあったシステムは対象となる武器を全て剣に統一することで(恐らくはイース6を経由したからこそですが)アドルのイメージを崩すことなく実現されました。

アドルが体制側と敵対してしまう展開も、イース5の原案で市庁舎での戦いとして構想されたものを思わせます。

奇しくも、舞台はイース5と同じアフロカ大陸にある「アルタゴ」となりました。

ゲームのボリュームも過去最大となり、イース5の原案に匹敵するものになりました。

イース5では原住民の村などが登場してサンドリアの文明人と対比されていく構想がありましたが、これもイース7で実現しました。

おおまかには、このような理由で、僕はイース7に「イース5」の存在感を強く感じたわけです。

思えばイース6のシステム、画面構成は明らかにイース5に端を発しています。
ゲームとしてはシステム、プログラムが決定的にダメでしたが、イース5というのはとても重要な作品なのかもしれません。


えーと、どこがイースSEVENの感想なんだ、って感じですがとりあえずこの辺で。
次こそSEVENのストーリーの感想を・・・・・(汗

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